トレンドが取り入れられた服やパーティードレスなどを、購入するよりも安い価格で借りられる『服レンタルサービス』。
服レンタルサービスは、服にかかる費用を節約したい人や、服の保管スペースが少ない人などに人気があります。
レンタルする方法はネットを利用するのが一般的ですが、実は最近『店舗型』の服レンタルサービスも徐々に増えているのです。
一体、店舗型とネット型ではどのような違いがあるのでしょうか?また、どんな人が店舗型の服レンタルサービスが向いているのかも気になりますね。
そこで今回は、店舗型の服レンタルサービスとはどんなものか、メリットやデメリットにはどのようなものがあるのかを説明します。
あわせて店舗型がおすすめの人と、お店の場所を検索する方法も紹介しますので、店舗型の服レンタルサービスに興味がある人はぜひ参考にしてくださいね。
店舗型の服のレンタルサービスとは?
店舗型の服レンタルサービスは、服のレンタルができる店舗へ自分で直接足を運び、試着をしたうえで服をレンタルします。レンタルDVDや図書館をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
店舗型の服レンタルサービスもネット型と同様に、1日とか1ヶ月などレンタル日数が選べます。1ヶ月間借りてじっくり楽しみたい人も、結婚式やセミナーに出席するために短期間だけレンタルしたい人も、レンタルする期間を希望の日数に合わせることが可能です。
店舗へ行き、試着をしていざ借りようと思ったとき、「思ったより料金が高い…」となると、店舗まで来た意味がなくなってしまいますよね。服をレンタルするときの料金は店舗によって違いますので、事前に調査しておく必要があります。
店舗へ足を運ぶには時間と交通費がかかるので、行く前にレンタル料金やレンタル可能な日数などを店舗の特徴を調べておき、お目当ての服が見つかったらスムーズにレンタルできるようにしておきましょう。
店舗型のメリット・デメリットについて
店舗型とネット型は『服がレンタルできる』という点はどちらも同じです。
しかし店舗型はお店に行かないと服がレンタルできないため、全てネットでできてしまうネット型の服レンタルサービスとは『レンタル方法』が異なります。
そのため、店舗型の服レンタルサービスはネット型にはないメリットやデメリットがあるので、それぞれ詳しく説明します。
店舗型のメリット1.着心地やサイズ感を確認してからレンタルできる
店舗型の服レンタルサービスの場合は服の試着ができるので、着心地やサイズ感を確認してからレンタルできます。
ネット型の服レンタルサービスの場合、サイズが細かく記載してありますが、自分の体型に合うかどうかは実際に着てみるまで分かりませんし、モデルさんが着用している写真を見るだけでは、着心地も分かりません。
そのため、ネット型の服レンタルサービスを利用した人の中には、「実際のイメージと違った」「サイズが合わなかった」と言って、レンタルした服を返却したと答える人が少なくありません。
店舗型なら着心地やサイズ感を試して納得したうえでレンタルできるので、サイズの違いを心配する必要がありません。
店舗型のメリット2.試着してそのままレンタルできる
ネット型の場合、一般的にはレンタルの申し込みをした後、家に届くまで1週間ほどかかります。そのため、服を着ようと思っている日の1週間ほど前から手続きをしておかないといけません。
その点、店舗型なら試着してそのままレンタルできるお店が多いので、「今日レンタルしたい」「明後日の合コンに間に合わせたい」など、すぐに服をレンタルしたいときでも利用できるのがネット型にはないメリット。
ネットでレンタルした服が着ようと思っているにまでに届かなくて、結局服を購入しないといけなくなった、といった心配がなく、好きなときに素早くレンタルできるのは便利ですよね。
店舗型のメリット3.プロのスタイリストに相談できる
店舗型の服レンタルサービスで一番のメリットと言ってもよいのが、『プロのスタイリストに直接相談できる』ことです。
ネット型でもメール相談や次回レンタルのときのためのフィードバックができる場合がありますが、どちらもすぐに返事をもらえるわけではありません。
「このトップスに合うのはどちらのスカートだろう?」「私に合うボトムスはどれ?」と迷ったとき、相談できる相手がその場にいると安心してレンタルできると思いませんか?
それに、プロのスタイリストなら、自分では思いつかなかったコーディネートを教えてくれたりもします。それはつまり、服をレンタルすることで、おしゃれの幅が広がったり、おしゃれ度がアップしたりする可能性があるということ。
そのため、店舗型の服レンタルサービスはおしゃれ初心者やイメチェンをしたい人にもよく利用されています。
店舗型のデメリット1.試着に予約が必要な場合もある
お店のカタログを見ていて試着したい服が見つかっても、実は全ての服がすぐに試着できるわけではありません。
ものによっては試着に予約が必要な場合もあり、予約がたくさん入っていると、試着できるのが数週間先ということもあります。
枚数が少ない服や人気の高い服は予約が殺到しますので、店舗へ行く前に電話で試着ができるか確認しておくのがおすすめです。
店舗型のデメリット2.店舗が近くにないとレンタルできない
服のレンタルサービスはネット型が主流のため、店舗型はまだ数が少ないのがデメリットの一つです。
首都圏にしかない場合が多く、「店舗型で服をレンタルしたいけれど近くにお店がない」という理由から、ネット型を利用するしかないという人もいます。
後ほど店舗型の服レンタルサービスの検索方法を説明しますので、まずは自分の家から行ける範囲のところに店舗があるかチェックしておきましょう。
店舗型のデメリット3.レンタルと返却に交通費がかかる
ネット型の服レンタルサービスは、ほとんどの場合レンタルするときと返却するときの送料は無料です。
しかし店舗型はレンタルするためにお店へ行く必要がありますし、返却するときもまたお店へいかなければいけません。つまり、借りるときと返却のときに交通費がかかるということ。
例えば下記の2つのパターンを比べてみましょう。
ネット型 | |
---|---|
服のレンタル料金 | 5,000円/週 |
レンタル・返却にかかる送料 | 無料 |
店舗型 | |
---|---|
服のレンタル料金 | 5,000円/週 |
レンタル・返却にかかる交通費 | 往復1,000円×2回=2,000円 |
どちらも服のレンタルにかかる料金は同じですが、交通費がかかるだけで、トータルの料金が2,000円高くなってしまうのです。
2,000円となるとそこそこの金額ですから、「交通費まで計算するとネット型を利用した方が安かった」なんてこともあるので注意しましょう。
店舗型の服レンタルサービスはどんな人におすすめ?
店舗型の服レンタルサービスにはメリットとデメリットがありますが、一体どのような人におすすめなのでしょうか?ネット型より店舗型がおすすめの人を紹介します。
フィッティングしてから服をレンタルしたい
店舗型の服レンタルサービスは試着してから服をレンタルできます。そのため、「フィッティングをして実際の着心地を確かめてからレンタルしたい」という人におすすめです。
同じMサイズの服でもメーカーによってサイズ感は違いますし、「タイトなデザイン」と書かれていても、どんな体型ならタイトに着られるか分かりませんよね。
着丈や身幅などの情報はサイトに記載されていますが、数字だけ見てもピンとこないという人は、実際に着てからレンタルできる店舗型がぴったりです。
プロのスタイリストに直接相談したい
どんな組み合わせで服を着たらいいのか分からない人や、ファッションにうとくレンタルしようとしている服が自分に合うのかをプロに相談したい人は、店舗型の方がおすすめです。
プロのスタイリストなら細かい部分までアドバイスをくれます。そのため、レンタルした服に合うシューズやバッグなどの小物類まで、しっかりレクチャーしてくれるでしょう。
直接プロに相談でき、その場で回答をもらえるのは店舗型の最大のメリットなので、何か相談したいことがある人は店舗型を利用してみてくださいね。
レンタルサービス自体が初めてなのでお試し的に利用したい
ネット型の服レンタルサービスは、レンタルする前に会員登録が必要だったり、月額でしか借りられなかったりもします。
そのため、服のレンタルサービスを初めて利用するにあたって、「お試し的に利用してみたい」という人にとっては、少しハードルが高いかもしれません。
しかし店舗型の服レンタルサービスなら、配送先や支払い方法の設定などが不要なので、ネット型より簡単に服がレンタルできます。
数日だけレンタルできる場合も多いですから、店舗へ行き、「ちょっと借りてみようかな?」という軽い気持ちで利用できます。
ネットで服をレンタルするのに不安がある
服を購入するとき、「実物と違っていたら嫌なのでネット通販は利用しない」という人がいますよね。このような人は、たとえ購入ではなくレンタルだったとしても、実物を確認してからレンタルしたいと考えるでしょう。
また、「本当にネットで申し込むだけで服がレンタルできるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。このようにネットをあまり利用しないため、ネットで服をレンタルすることに不安がある人も、実店舗でのレンタルがおすすめです。
店舗型の服レンタルサービスを地域で検索する方法
先ほど、服レンタルサービスが利用できる店舗が、自分の家の近くにない場合もあると説明しましたよね。
では、自分が行ける範囲に店舗があるかどうかは、一体どのように検索すればよいのでしょうか。
店舗型の服レンタルサービスは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使えば簡単に検索できます。
例えば、
『服 レンタル 店舗型 (都道府県名)』
『服 レンタル 実店舗 (都道府県名)』
『服 レンタルサービス 店舗 (都道府県名)』
と検索してみましょう。
すると、自分の住んでいる都道府県内に服レンタルサービスが利用できる店舗があれば、検索結果が出てくるはずです。
お店の情報が出てこなかったり、他県の情報しか出てこなかったりする場合は、残念ながら自分の住んでいる地域には服レンタルサービスが利用できる店舗がないということになります。その場合はネット型を利用するしかありません。
店舗型よりもネットでのレンタルがおすすめ
店舗型の服レンタルサービスはフィッティングできたり、スタイリストに相談できたりと、ネット型にはないメリットがあります。
しかしまだ利用できる店舗数が限られているため、「利用したいけれど近くにない」「お店が遠いから交通費がかかる」というケースは少なくありません。
服をレンタルする場合、服のラインナップやレンタル料金は重要ですが、『利用しやすいかどうか』も忘れてはいけないポイントです。
そのため、簡単に利用できると感じる範囲に店舗がない場合は、ネット型を利用しましょう。自分に合ったレンタル方法を見つけて、賢く、そして快適に服をレンタルしましょう。